
オープンが4月30日なので、上演期間3ヶ月足らずの短命作品だったんですね。日本人ダンサーが出演していて、頑張っていたのに残念。
この作品はアースウインド&ファイアーの曲を使ったダンスミュージカル。ダンスもののミュージカルは大好きなので開演直後から観たいと思っていたのですが、メディアから酷評されていて客の入りが良くないという話はずっと聞いていました。
チケットブースに行列ができていたので、この日が最後だから観に来た人も大勢いたようですが(私もそのひとり)、それでも空席が目立ってました。
客層は意外にも年配の人が多くて、EW&Fをリアルタイムで聞いていた人たち?ってカンジ。ダイナミックなダンスが多いので、きっと若い層も楽しめるはずなのに、広告戦略でも失敗してるんじゃないのかと思ってしまいます。
主役のカリンバ役(この子のお父さんは元NBA選手、お母さんはTV女優だそうです)のダンスもアンサンブルのダンスも迫力たっぷりでとっても良かったのですが(特に男性の黒人ダンサーたちが踊るシーンはパワフルで素晴らしかったです)、主役のひとりの振付師役の人がイマイチでした(いや、イマイチじゃなく、かなり良くなかったと思う)。
ダンスパートは思わず「おぉ~っ!」とうなってしまいそうなくらいに躍動感があってカッコ良かったのに、なぜか物足りなさを感じてしまうのは歌っている人が見えないというのがあるのではないかと思います。「もしかしてCD?でも始まる前に指揮者の紹介があったからナマだよねぇ。」と思ってしまったほどでした。
それにストーリーもかな~り単純で終わり方がちょっとスッキリしないな~という気もしました。
同じダンスものでも「Movin' Out」はオーケストラというかバンド?が舞台の上の方に見えていたからまだ良かったような…。でも同じ演出じゃおもしろくないしね。
役者さんが歌わないダンスものでは「Contact」もあるけど(私はこれは劇団四季のものしか観てませんが)、これもやっぱり物足りなさを感じたなぁ…。
ついつい長くなってしまいました。
でも、最後の最後で観れて良かったです。日本人ダンサーの前田すみえさん、頑張ってましたよ~。生き生きと弾けるように踊ってらっしゃいました。
もっと長く上演して欲しかったですね…。