今回はLogic(論理)について。
その論証のValidity(妥当性)を考える問題。
例えば、こんな例文。
If you study responsibly for the logic test, you will get a passing grade,
but since you you did not study responsibly,
you will not get a passing grade.
もしあなたが確実にロジックのテストの勉強をしたら、あなたは合格点が取れるでしょう。
しかし、確実にやらなかったら合格点はとれません。
これってごもっともな話だと思いませんか?
でも、ValidかInvalid(妥当かそうじゃないか)を考えるとInvalid。
え~、どうして?って思いません?(私は最初は納得いきませんでした。)
で、お次。
If you love me, then you'll kill my husband,
but you obviously don't love me
because you won't kill my husband.
私を愛してるならあなたは私の夫を殺すでしょう。
でも、あなたは明らかに私を愛してないわね。
だって私の夫を殺さないもの。
なんじゃ、こりゃ、むちゃくちゃなこと言ってるなーってカンジだけど、これはValid。
最初は例文そのものが理にかなってるかどうかを考えていたので、ValidかInvalidかをことごとく間違っていて、試験が近くなった時にあせってしまったけど、実はこれ、公式に当てはめてみると超簡単。
公式は4通り。
わかりやすくP(It's raining=雨が降ってる)とQ(It's wet=濡れてる)で解説。
①
P → Q (If it's raining, then it's wet=もし雨が降っていたら濡れてる)
P (It's raining=雨が降っている) ←理由
= Q (Therefore, it's wet=だから濡れてる) VALID
②
P → Q (If it's raining, it's wet=もし雨が降っていたら濡れてる)
Q (It's wet=濡れてる) ←理由にならない
= P (Thereofre, it's raining=だから雨が降っている) INVALID
③
P → Q (If it's raining, then it's wet=もし雨が降っていたら濡れてる)
not P (It's not raining=雨は降っていない) ←理由にならない
= not Q (Therefore, it's not wet=だから濡れていない) INVALID
④
P → Q (If it's raining, then it's wet=もし雨が降っていたら濡れてる)
not Q (It's not wet=濡れていない) ←理由
= not P (Therefore, it's not raining=だから雨は降っていない) VALID
で、最初の例文に当てはめると、
If you study responsibly for the logic test(P), you will get a passing grade(Q), but since you you did not study responsibly(not P), you will not get a passing grade(not Q).
もしあなたが確実にロジックのテストの勉強をしたら(P)、あなたは合格点が取れるでしょう(Q)。しかし、確実にやらなかったら(not P)合格点はとれません(not Q)。
公式②なので、Invalid。
2番目は、Conclusion(結論)をPremise(前提)の後に持って来て
If you love me(P), then you'll kill my husband(Q),
you won't kill my husband(not Q)
you obviously don't love me(not P)
私を愛してるなら(P)あなたは私の夫を殺すでしょう(Q)。
でも、私の夫を殺さないから(not Q)、あなたは明らかに私を愛してない(not P)。
公式④なので、Valid。
Validityはステイトメントの内容が問題じゃなくてただこの公式に当てはめるだけで答えがでる数学みたいなものでした。ちょっとおもしろいでしょ?
