2) Equivocation: 多義性の誤謬

Equivocationは同音異義語を使ったFallacy。

例えば、こんなカンジ。

A feather is light.  羽は軽い(light)。
What is light cannot be dark.  明るいもの(light)は暗くない。
Therefore, a feather cannot be dark. だから、羽は暗くない。


1つの文に「light」が「軽い」と「明るい」と2つの意味で使われている例。

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I am nobody. 私は、ただの人(nobody)です。
Nobody is perfect. Nobodyは完璧です。(誰も完璧ではない)
Therefore I am perfect. したがって、私は完璧です。


こちらは「Nobody」が違う意味で使われている例。

それから、こちらはxkcdから。日本語訳:naglly.com
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女: My mom's house burned down.
 (私のママの家が焼けちゃったの。)
男: Oh! I'm sorry!
 (あぁ!それはお気の毒に!)
女: Why? It's not your fault.
 (どうして?あなたの失敗じゃないのに。)
男: It's nice of you to say that, but I know I did.
 (そんな風に言ってくれてうれしいよ。でも、僕がやったのは間違いないんだ。)

[It annoys me when people interpret an obviously sympathetic "I'm sorry" as an apology, so I've started responding by making it one.]
 (明らかに同情で言った「I'm sorry」を謝罪として解釈されると、混乱します。そして、僕はそれを一つにして返答し始めていました。)

彼の「I'm sorry」は本当は「ゴメン」なんだけど、彼女は「お気の毒に」って意味にとっちゃった例。

それから、こちらはクラスでやった教授の例なんですが、、、。
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God is love, 神は愛
Love is blind, 恋は盲目
Ray Charles is blind, レイ・チャールズは盲目
Therefore Ray Charles is god. だから、レイ・チャールズは神。


この議論のEquivocation(同音異義語)は何だと思いますか?

Love? God? Blind? これらは全部不正解。
それじゃあ、Ray Charles? もちろんこれも不正解。

ってことは残ってるのは「is」しかない。
教授によると正解は「is」。

彼の説明はこうです。(レクチャー資料から原文のまま)

Although his music may have been heavenly,
レイ・チャールズの音楽がいかに素晴らしくても
this argument fails to establish the conclusion (that Ray Charles is God)
この議論の「レイ・チャールズは神だ」という結論は間違っている
because, as Bill Clinton taught us:
なぜなら、ビル・クリントンが教えてくれているように


"It depends upon what the meaning of the word 'is' is. "
「それは、『is』という語が何を意味しているかによる」


In other words, one sense of “is” is that of identity (meaning ‘identical with’): “Ray Charles is identical with God.”
言い替えれば、ひとつの『is』は「レイ・チャールズが神と同一である」ことを意味しており
The other sense of “is” is that of predicate attribution (meaning ‘has the quality of’): “Ray Charles has the quality of being blind”
もうひとつの『is』は「レイ・チャールズが盲目である素質を持っている」ことを意味している。
(but not “Ray Charles is identical with blindness”).
(しかし、「レイ・チャールズは、盲目と同一」ということではない。)
This argument would work only if “is” were used in every instance as an identity relation.
この議論で『is』はアイデンティティの例として使われている場合のみ有効である。


私はこの説明があんまり理解できませんでした。
だって、「is」は「This is a pen.」の「is」でしょ。

実を言うと私はクラスではあんまり積極的に質問をしたり意見を言ったりする方ではないのですが(アメリカではこれはポイントを稼ぐためには本当は重要なんだけどね)、この時ばかりは質問をしてみました。

私には「Blind」もEquivocation(同音異義語)だと思えるんですけど。
だって、レイ・チャールズは身体的に盲目(Physically Blind)だけど、恋をする人は精神的に盲目(Mentally/Emotionally Blind)であって本当は見えてますよね?

そしたら、教授の言ったこと。
「それを探すのが君たちの課題だ。」

あ、そうですか。。。
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by rient | 2011-12-26 01:35 | -英語&学校 | Trackback

2006年1月からNY滞在中。いつまでたっても長期のバケーションを楽しむ旅行者気分。


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