Logical Fallacy

前回、前々回ののLogicはこのLogical Fallacyについて書くためのプロローグ。
興味のない人にはちっとも面白くなかったと思います。
まぁ、果たしてFallacyも面白いかどうかはわかりませんが。

Fallacyとは日本語で「誤った推論」「誤謬、虚偽」。
Logical Fallacyは「詭弁」「誤謬」。
でも、もっとわかりやすく言うと「へりくつ」や「こじつけ」のようなもんです。


例えば、こんなの。

「君は僕の事を『嫌いではない』と言ったじゃないか。それなら、好きって事だろう」

こんなこと好きでもない人から言われたら「そんなへりくつ言わないでよ」ってカンジだけど、これはFalse Dilemma(誤った二分法)というFallacy。

この秋出された課題はこれから書く32種類のFallacyの例を1つにつき2つ、広告、誰かの発言、新聞の見出し、映画のセリフなどから探し出す『Logical Fallacies Project』と名付けられたもので、これが本当に本当に大変だったのです。

例えば、上のFalse Dilemmaだったらこんなの↓を探して、Fallacyであることを証明する理由を書くというもの。
c0064534_2291526.jpg
これはアメリカを愛するか愛せないなら出て行くかって選択肢が2つしかないからFallacy。

しかも、Fallacyそのものの名前で検索したらCheat(カンニング)と見なすっていうからまた大変。実際、「False Dilemma」でググるとこの例はすぐ出てきます。

それと、「Fallacy」や「Logic」のキーワードに必ずヒットするこのペンギンもNG。
c0064534_2355438.jpg
 

これは以下の例文のパロディでSweeping GeneralizationというFallacy。詳しい解説はコチラ.

Bird normally can fly. 鳥は、通常飛ぶことができます。
A penguin is a bird. ペンギンは、鳥です。
Therefore, a penguin can fly. したがって、ペンギンは飛ぶことができます。

飛ぶことと同じくロジックはペンギンが苦手なものという意味。

理由は過去にこのProjectをやった学生たちがあまりに使い過ぎるため教授が飽き飽きしてて、これを使うとカンニングと同様に扱うと通達。

このProjectのおかげで毎日毎日ネットで「間違い探し」。でも、これが意外に見つからなくてとっても苦労しました。
一部の友人に悲鳴に近いヘルプを求めたりしたくらい。
いや、実際に悲鳴上げてたな。


課題に出されたFallacyは以下のとおり。

Fallacies of Ambiguity

1) Accent: 強調の虚偽
2) Equivocation: 多義性の誤謬
3) Amphiboly: 曖昧語法
4) Composition: 合成の虚偽
5) Division: 分割の虚偽

Fallacies of Presumption

6) Sweeping Generalization(Accident): 偶然の虚偽/大ざっぱな一般論
7) Hasty Generalization(Converse Accident): 逆の偶然/早急な一般論
8) Bifurcation(False Dilemma, Bipolar Thinking): 二者択一の誤謬
9) Begging the Question: 論点回避
10) Complex Question: 多重尋問
11) False Analogy: 類似性の錯誤
12) Questionable Cause: 理由にならない理由の虚偽
13) Post hoc ergo propter hoc:  時間的前後関係と因果関係の錯誤
14) Joint Effect: 第3の理由による錯誤
15) Slippery Slope: すべり坂論法

Fallacies of Relevance

16) Genetic Fallacy: 発生論の誤謬
17) Abusive ad hominem: 対人論証 
18) Circumstantial ad hominem: 状況対人論証
19) Tu quoque: 「あなたも」という虚偽
20) Poisoning the Well: 井戸に毒を入れる論証
21) Appeal to Ignorance: 無知に訴える論証
22) Argument from Personal Incredulity: 個人的懐疑に基づいた論証
23) God of the Gaps: 隙間の神の論証
24) Appeal to Inappropriate Authority: 誤った権威に訴える論証
25) Appeal to Emotion: 感情に訴える論証
26) Appeal to Consequences: 結果に訴える論証
27) Appeal to Tradition: 伝統に訴える論証
28) Naturalistic Fallacy(Appeal to Nature): 自然主義の誤謬
29) Special Pleading: 二重基準の論証
30) Straw Man: わら人形の虚偽
31) Bandwagon: 衆人に訴える論証
32) Teach the Controversy: 

この他にもGuilt by Association(お前の仲間が~だからお前も~だ)やRed Herring(議論に関係ない話題を持ち出して話をそらす論証)などFallacyはた~くさんあります。


上記のLogical Fallacy、これからひとつひとつ説明していきたいと思います。
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by rient | 2011-12-21 11:45 | -英語&学校 | Trackback

2006年1月からNY滞在中。いつまでたっても長期のバケーションを楽しむ旅行者気分。


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