ハーバード自然博物館

ボストンといえば名門ハーバード大学。
大学があるケンブリッジはまるでヨーロッパのような街並み。

今回のボストン旅行で絶対に行ってみたかった場所のひとつがハーバード大学の中にあるハーバード自然史博物館(Harvard Museum of Natural History )。
c0064534_172771.jpg
ガラス工芸をやっている日本の友人から聞いて知ったのが、この博物館に展示されているガラスで作られた植物模型(ガラスフラワー)。
c0064534_1143475.jpg
c0064534_1211732.jpg
どれもガラスで作られているとは思えないくらいの精巧さ。しかも100年以上前に作られたものだというからさらに驚きです。
c0064534_12206.jpg
c0064534_12843.jpg
c0064534_129426.jpg
c0064534_1325867.jpg

このガラスフラワーが作られた経緯など博物館にあったリーフレットの日本語の説明が解りやすかったのでコピーを載せます。



Glass Flowers
ガラス花


The Ware Collection of Glass Models of Plants
An Exhibition of the Harvard Museum of Natural History
植物ガラス模型『ウェア・コレクション』
ハーバード自然博物館による展示会

The Most Commonly Asked Questions about the Glass Flowers
ガラス花について多く寄せられる質問


Are they really glass?
これは本当にガラスですか?

Yes, the models are made entirely of glass, often reinforced internally with wire support.
はい。この模型は全部ガラスで作られており、多くは内側が針金で補強されています。


Who made the Glass Flowers?
誰がこのガラス花を作ったのですか?

The naturalists and consummate glass artisans, Leopold and Rudolph Blaschka, created the nearly 4,400 models.
植物学者で極めて優れたガラス職人でもあるレオポールド・ブラシュカとルドルフ・ブラシュカが4400近くの模型を生み出しました。


How were the models made?
どのようにしてこの模型は作られたのですか?

The parts were shaped after the glass was softened by heat. Some models were blown. Colored glass was used for many or they were enameled with a thin wash of colored ground glass or metal oxide(s) and heated until the material fused to the model. The early models were “cold painted” with artist pigments.
部分品はガラスを熱で柔らかくして形作りをします。ガラス吹きで作られるものもあります。多くは色ガラスを使います。他は色ガラス粉、または金属酸化物でできた薄い塗料を模型に塗り、癒着するまで熱します。早期に作られたものは塗料を”コールド・ペイント(冷し塗り)”したものが多く見られます。


When were they made?
いつガラス花は作られましたか?

The models were made from 1886 through 1936.
1886年から1936年にかけて作られました。


Where were the Glass Flowers made?
どこで、このガラス花は作られましたか?

The Blaschkas’ studio was located in Hosterwits, near Dresden, Germany.
ドイツ、ドレスデンの近くのホステルヴィッツにあるブラシュカ家のアトリエで作られました。


Why were the models made?
なぜ、この模型はつくられたのですか?

Professor George Lincoln Goodale, founder of Harvard’s Botanical Museum, wanted life-like representatives of the plant kingdom for teaching botany. At the time, only crude papier-mache and wax models were available. The life-size models include over 800 species with remarkably accurate anatomical sections and enlarged flower parts. Since the flowers are always in bloom, tropical and temperate species many be studied year-round.
博物館の創設者であるジョージ・リンカーン・グッデール教授が授業用に実物に近い植物王国を作りたかったのです。当時は紙かワックス(ろう)製の小さな模型しかありませんでした。800以上の種類におよぶ実物大のガラス模型はすみずみまで驚くべき正確さで作られており、花の部分は拡大してあります。常時、花が咲いているので熱帯および温帯植物を一年中研究することができます。


Mrs. Elizabeth C. Ware and her daughter, Mary Lee Ware, financed the collection and presented it to the Botanical Museum of Harvard University as a memorial to Dr. Charles Eliot Ware, Class of 1834.
エリザベス・C・ウエア夫人とマリー・リー・ウエア令嬢がこのコレクションを買い取り、ハーバード大学1834年卒業のチャールズ・ウエア博士の記念に、ハーバード大学の植物博物館に寄贈しました。
c0064534_1304986.jpg
c0064534_1345425.jpg
写真はたくさん撮ったのでもっとアップしたいところですが、まぁ、このくらいで。
もちろん、写真より実物の方が数倍スゴイです。

どの模型も細部まで驚くほどに精巧でガラスでできているということが信じられないくらい。
季節を問わず植物研究したいと思ったグッデール教授の情熱と、植物の細部までガラスで表現したブラシュカ親子の技術の素晴らしさ。
これは一見の価値大ありです。
Rちゃん、早く見に来た方がいいよぉ~。
[PR]
トラックバックURL : http://rient.exblog.jp/tb/10522861
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by rient | 2009-01-06 01:54 | -USその他の都市 | Trackback

2006年1月からNY滞在中。いつまでたっても長期のバケーションを楽しむ旅行者気分。


by rient
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30